腰痛は、なった人にしか分からないとても辛く苦しい病気です。何かの拍子でギックリ腰になり、苦しい思いをされた方は大勢いるでしょう。ペットも同様に、腰痛になる可能性があります。ある獣医さんのお話では、室内で飼われている中高年の犬や猫などがソファーなどから飛び降りて腰を痛めたり、場合によっては骨折したりするケースが増えているそうです。人間と同様に、加齢により骨密度が減少するようです。

もしもペットの動きが突然おかしくなったら、腰痛や骨折などを疑って速やかに病院に連れて行ってあげてください。また、他の病気が原因で、体の動きがおかしくなる場合もあります。ペットの動きに異変を感じたらスマホでその様子を動画撮影して、診察の際に見て貰うことをお勧めします。飼い主が症状を言葉で説明するよりも、動画が治療の判断に有効な場合もあります。

腰痛や骨折を防ぐために、どのような対策が必要でしょうか。滑りやすいフローリングには、ペット用のマットやシートを敷きましょう。ちょっとした高低差を解消するためにスロープなどの設置をお勧めします。また、高いところに登らないようにしつけも必要です。腰痛や骨折は、少しの注意で防ぐことができます。

大切なペットがいつまでも健康でいられるように、生活環境に危険がないか見直してください。