ペットが元気に冬を越せるように

人間にとってお風呂は、体が暖まり新陳代謝も良くなり日頃のストレスの癒しにもなります。時々、ペットと一緒にお風呂に入るという方が居られます。しかし、それはペットにとって良い事でしょうか。例えば、犬の皮膚は人の皮膚の 20〜 30%程度の厚さしかなく、非常にデリケートです。そのため、犬にとってのお風呂のお湯は、 30度〜 35度が適温です。

日本猿が大自然の中で、温泉に浸かって気持ちよさそうにしている映像を見ることがあります。また、温泉に浸かっているカピバラの映像は冬のニュースで恒例です。しかしながら、全ての動物が人間と同じようにお風呂が好きとは限りません。

体温管理の機能が劣るペットの場合、長時間の入浴は脱水症状を引き起こし、人間で言う湯あたりになる可能性もあります。一緒にお風呂に入る様子を見て 「 ペットが喜んでいる 」 と言う方も居られるかも知れないですが、それは大好きなご主人やご家族と近くに居られるからではないでしょうか?

人間の勝手な思い込みでペットを扱う事は、ペットへの本当の愛情ではありません。毛や皮膚についた汚れを落としペットの健康を維持するために、正しい方法と手順でお風呂に入れてあげてください。