全ての生き物は、生まれた時から一定期間は成長し、ある段階からは老化が始まりやがて命が尽きます。<老い>と言う言葉に余り良いイメージはありませんが、誰も避けて通る事はできません。ペットにも、同様に老いは必ず訪れます。白髪が増える、歩き方が遅くなる、眠る時間が増えるなどの老化の兆候が、加齢とともに出てきます。人間と同様に、認知症や失禁なども起こり得ます。
ペット向けの介護施設やデイケアセンターなどは、ほとんどありません。たとえペットが老化で歩けなくなっても、目が見えなくなっても、頼れるのは家族であるあなただけです。
ペットに老化の兆しが見えたら、いままで以上に優しく接してあげてください。最後の看取りの時まで、ペットはあなたの優しさを常に求めています。老化は避けて通れません。その事を受け入れて優しくお世話をする事は、ご自身にとっても悔いの残らない貴重な経験になると思います。