現実的な話で恐縮ですが、生きていくにはお金が無くてはなりません。ペットを飼うにも、何年にもわたってそれなりのお金が必要となります。ペット保険会社の調査によると、2021年の平均的な統計では、犬は 34万円ほど、猫は 16万円ほどの年間支出だったそうです。ペットを新しい家族として迎え入れるなら、経済的な負担を賄える事ができるかまず考えてください。
最近の犬や猫の寿命は随分と伸びて、15歳を越す高齢のペットも珍しくはありません。ペットの寿命が伸びるに伴い、医療費も右肩上がりになります。ただ可愛いから、寂しいからと衝動買いでペットショップから連れて帰った挙句、こんなにお金が掛かると思っていなかったと後悔するようでは、不幸な結果になりかねません。
ペットを飼うということは、命に対して生涯の責任を持つ事です。ご自身の生活や将来に経済的な不安があるならば、ペットを飼うのを見送る必要があるかも知れません。本当にペットを大切に思うなら、ペットの命が尽きるまで面倒を見て、最後のお見送りをしてあげてください。
そして、供養をしてあげる事までできれば、あなたにとってもペットにとっても、幸せな一生だと思います。新たにペットを飼うなら、まず生涯に掛かるペットの生活費について必ず考えてください。それが、良い飼い主になるスタートです。