ペットの健康管理・検温

人なら、ほとんどのお家に体温計があり、体調が悪い時などは検温をして体の状態を確認する事ができます。健康状態の客観的な判断に、検温は有効です。37度を超えていて熱が少しある場合は安静にして様子を見る、体が火照って 40度を超えていたら高熱で病院に行く必要があるなど、体温をひとつの目安にできます。

ちなみに、大切なペットの平熱をご存じでしょうか?犬の場合ですが、平熱は 38.5度だそうです。朝は少し低くて、夕方や夜、散歩の後などは 1度ほど高くなるそうです。犬種や個体によっても、多少の違いがあるようです。発熱で犬を病院に受診をさせる目安は、40度だそうです。日頃からペットの平熱を把握しておく事も、健康管理の上で大切です。

また、お家にペット用の体温計をお持ちでしょうか。たとえペット用の体温計が無くても、非接触タイプの体温計なら耳で検温が可能です。一番正確な検温は、肛門にペット用の体温計を入れて測定する方法が有効とされています。検温の際は、肛門から 2〜 3cmほどの部位で、検温するのが正しい方法です。詳しくは、掛かり付けの獣医さんに確認してください。

大切なペットの健康管理に、ペット用の検温計を予め購入される事をお勧めいたします。次回に動物病院を受診される際に、ペットの平熱について獣医さんに確認をしてはいかがでしょうか?食欲の状態・体重の増減・行動の変化などに加えて、体温は健康管理の大切な情報です。平熱と病院に行く必要のある熱を把握しておけば、安心です。ペットの検温は、人と同様に健康管理の基本です。