【メモリアルフォト】の準備

ベルギーの劇作家メーテルリンクの童話劇に、「青い鳥」の話があります。貧しい木こりの子供たちが、クリスマスの夜に見た夢の中で妖精に病気の娘のために探すようにいわれた「青い鳥」が、多くの国を旅しても見つかりませんでしたが、朝に自分の部屋で目覚めると「青い鳥」が鳥籠の中にいたというお話です。

このお話は、幸せは自分の身近にあり、気づかないものである事を私たちに教えてくれます。元気だった人が、重い病気になって初めて健康のありがたさを思い知ります。また、災害によって生活インフラがストップして電気・ガス・水道・電話回線・ネット回線・公共交通機関などが使えなくなると、当たりまえの日常がどれだけ便利であったかを認識します。

もしも、あなたが目の前の幸せに気づかずに、不平不満な思いを持って日々を過ごしているならば、「青い鳥」のお話を思い出してください。あなたの平穏な生活は、多くの小さな幸せの上に成り立っています。ご家族や周りの人々のサポート無しでは、幸せな人生は歩めません。

そして、ご縁があってあなたのお家に迎え入れたペットは、かけがえのない多くの幸せな日々を運んできてくれた「青い鳥」では無いでしょうか。家族同様に生活しているペットが、亡くなってしまう事を想像してみてください。心に穴が空いたような喪失感に見舞われるでしょう。目の前の小さな幸せを大切にして、愛するペットが元気である事に感謝して、どうか毎日を大切にお過ごしください