携帯電話は現代版命綱

独居高齢者の方が、年々増えています。それに伴い、高齢者の孤独死も増えています。昔は、サザエさんの磯野家のように三世帯や四世帯の同居が当たり前でした。また、ご近所との繋がりも強く、何かあればすぐに助け合うことが自然と行われていました。しかし今は、特に都市部ではご近所のお顔も分からないような、希薄な人間関係が当たり前になっています。

プライバシーに配慮していると言えば、聞こえは良いかも知れませんが、間違いなく人間関係が希薄になっています。周りの人に助けてもらえない状況で、独居高齢者の方が急に病に倒れた場合、何を頼りにすれば良いでしょうか。もしもの時に外部に連絡が取れるよう、高齢者は常に手元に携帯電話を置かれることをお勧めします。体調が急変した際、すぐに119番ができるように備えておくことは、高齢のお一人様がすぐにもできるシンプルな危機管理です。

会話ができる状態でなくても119番に電話が繋がれば、異変を感じ取って貰えるでしょう。携帯電話の位置情報を基にあなたのいる場所を特定して、急行してくれる可能性があります。独居高齢者の命綱として、携帯電話を上手く活用してください。あなた自身の命を守ることは、大切なペットの命を守ることにも繋がります。