アメリカのテスラや中国のBYDなど、世界中で電気自動車の普及が進んでいます。日本でも脱炭素社会のスローガンのもと、電気自動車・ハイブリッド車を購入する際の補助金や減税など、国策的にエコカーの販売を促進しています。また、日本の技術力を象徴するモーターとガソリンエンジンを併用して走行するハイブリッド車も、日本では市民権を獲得して数多く販売されて普及しています。
環境に優しい車社会を実現するために、電気自動車やハイブリッド車の普及はとても良いことです。しかし、電気自動車やハイブリッド車はエンジン音が非常に静かなため、歩行者やペットへの危険性が増しているのも事実です。ペットとのお散歩は、必然的にペットの行動に注意が集中します。そのため、静かな自動車の接近には、さらに気が付きにくい状況になっています。曲がり角や、見通しの悪い道路では、飼い主やペットに無音に近い状態で近寄るエコカーの存在はとても危険です。
エンジン音で察知できない車が増えているため、お散歩中は従来以上に十二分に車の接近に注意してください。ご自身や大切なペットとのお散歩で、不幸な交通事故に合うリスクを軽減するために、エンジン音に頼らず目視での安全確保が大切です。エコカー社会でも交通安全に配慮して、楽しくお散歩の時間をお過ごしください。