熱中症警戒アラートとは、熱中症予防のために暑さ指数が 33°C以上になると気象庁と環境省が発表するアラート情報です。以前はこのような言葉を聞く事はありませんでしたが、残念ながら地球温暖化の影響で、日本の夏はこの言葉を見聞きするのが当たり前になってしまいました。熱中症警戒アラートは、2021年度に全国で運用を開始されました。
初年度の発表回数は延べ 613回でしたが、4年目となる 24年度は延べ 1722回と急増しています。2025年の夏、その記録更新は確実です。室内飼いのペットはエアコンの効く室内で過ごせますが、散歩が必要な犬の場合は、厳しい暑さの中でも外出せざるを得ません。地表近くを歩くペットは、全身が高温にさらされて人間以上に過酷な暑さに見舞われます。熱中症アラートが出ている状況での外出は可能な範囲で控えたり、早朝や深夜などにお散歩の時間を変えたり、散歩の時間を短くするなどしてください。ペットは散歩が好きだからと酷暑の時間帯での外出は、大切なペットを熱中症にしてしまうリスクがあります。
特にシニア犬は、暑さに弱いため、夏のお散歩は天気予報を確認して適切に行なってあげてください。お散歩から戻ったら、水分補給や休憩をとるなどして、暑さで疲れた体を労ってください。熱中症警戒アラートの情報を的確に把握して、愛するペットとご自身が健康で過ごせるようにこの夏を上手に乗り切ってください。