人の肥満・ペットの肥満

健康に大きく影響する肥満は、人のみならずペットにとっても同様に大きな課題です。お散歩していると、飼い主もペットも肥満気味の方々を見る機会が少なくありません。肥満と言う言葉を聞きたくない方も居られるかも知れせんが、体重は健康の一番分かりやすいバロメーターです。

お家に体重計が無く長らく体重計に乗っていないようであれば、健康管理の機会を失っていると思います。年に一度の健康診断の機会や冠婚葬祭の際に礼服を着用した時に、初めて肥った事に気がつくようでは問題です。適正な体重維持は、規則正しい食生活や睡眠、そして適度な運動で実現が可能です。一時的な過度なダイエットは、かえって体調を崩しリバウンドなどの健康リスクがあります。ペットの加齢は、人間の何倍かのスピードで進みます。そのため、年齢が進んでも若い時と同量のペットフードを与え続けると、知らないうちにエネルギーの過剰摂取になるケースがあります。

また加齢による筋肉の減少が原因で、消費エネルギーが少なくなり肥満に繋がります。予防接種などで動物病院を受診する機会があれば、ペットの適正体重について確認することをお勧めします。獣医師のアドバイスをもとに、必要に応じてペットフードの量を調整してあげてください。

人もペットも、長寿社会になっています。健康寿命を少しでも長くするために、肥満にならないように体重管理をして、どうかお元気にお過ごしください。